そのパンツにプリンシプルはあるか-Calvin Klein 205W39NYC編-
理想のアンダーウェアを生み出すための研究室。数あるメンズインナーの中から個人的に気になるプロダクトをリサーチしていきます。第5回は『Calvin Klein(カルバン・クライン)』のエクスクルーシブライン205W39NYC
Calvin Klein 205W39NYC のボクサーパンツ
出展:www.calvinklein.com
ボクサーパンツを生んだカルバンクライン。僕が高校生の頃くらいに腰パンにウエストロゴをチラ見せするスタイルが大流行しました。バック・トゥ・ザ・フューチャーで主人公のマーティーもウエストにロゴの入ったカルバンクラインを着てましたね。そのブランドの特徴ともいえるウエストロゴがカッコよかったんですが、なんかこの年になるとウエストロゴが気分では無くなってしまいました。どのブランドでもそうですが、ウエストにドドンと大きくロゴというのがどうもあまり好きじゃなくて。。。と思っていたらニューヨークのドーバーストリートマーケットで偶然このパンツを発見。ウエストロゴもなく、すごい特別感です。65ドルだったのでちょっとためらいましたが思い切って購入。日本の公式サイトだと8000円になってますが、香港からの税金やら配送料やらなんやらで合計10,398円します。
出展:www.nordstromrack.com
価格:¥10,398+tax
生地:(本体)綿100
原産国:ヨルダン
ボクサーパンツを縫っている縫製工場の方にも見てもらったのですが、コンセプトを絶賛してました。(肝心の縫製は超微妙とのこと。後述します)ラフシモンズ先生のこだわりが感じられる一枚です。
Calvin Klein 205W39NYC ボクサーパンツの生地感
伸縮性の高いコットンのフライス生地を使用しています。穿き口は折り返しなしでステッチ入りのリブ。股間部分も生地を変えてますね。作りを見れば見るほど手が込んでいます。
Calvin Klein 205W39NYC ボクサーパンツのシルエット・サイズ感
少しローライズのスソ長め。ふともものフィット感はさすがです。あと、股下パーツがあることで、お尻への食い込みがありません。また、股間部分の作り込みが機能的ですごいです。蒸れない・圧迫しないように考えられています。(写真:裏返し)見た目がなんかドラゴンボールのセルの第一形態のくちもとみたいじゃないですか?これは単純に好みの問題ですが、穿いたときにあそこが立体的すぎてちょっと恥ずかしいかも。
Calvin Klein 205W39NYC ボクサーパンツのウエスト
ウエストはゴムを綿100の生地で包んでいる形です。肌に当たる部分が綿100なのは嬉しい。ただ、ここでも問題が発生。洗濯すると包んでいる生地が伸びて中のゴムがねじれる!ふつうに着る分には問題ないのですが、値段を考えるとどうにかならないものかと思ってしまいます。縫製工場の人いわく、うまく縫えばこうならないと言っていました。海外製だと製品のブレが大きそうです。
Calvin Klein 205W39NYC ボクサーパンツの耐久性
少しヘタるだけで、あのドーバーストリートマーケットで見つけたときの輝きが失われてしまったような。。。薄めのフライス生地なので、着心地はいいです。耐久性は△
Calvin Kleinのボクサーパンツおすすめまとめ
定番商品ではないことと値段的なこともあって自分的定番にはなりませんが、他のボクサーパンツとは一線を画した作りでとても勉強になりました。ラフシモンズ先生さすがです。キレイなボトムスを穿いて、ニューヨークを歩く。そんな気分の一枚です。
あなたのパンツにプリンシプルはあるか?
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